バルカーの25年3月期第3四半期連結決算は、売上高が449億9400万円で前年同期比2・7%減、営業利益が42億2200万円で同22・5%減、経常利益が44億8700万円で同22・5%減、四半期純利益が28億400万円で同29・7%減となった。
シール製品事業の売上高は301億9700万円で同7・8%増、セグメント利益は39億3100万円で同65・0%増となった。機器市場向けが設備投資減勢の影響を受けたものの、先端産業市場向け高機能シール製品販売の回復基調が続いた。
機能樹脂製品事業の売上高は124億3300万円で同22・0%減、セグメント利益は4億4900万円で同85・5%減となった。先端産業市場・プラント市場向けのフッ素樹脂特殊タンク製品の需要が調整局面となったために大きく減少した。
シリコンウエハーリサイクル事業他の売上高は23億6300万円で同3・7%増、セグメント損失は1億5800万円(前年同期はセグメント損失2900万円)となった。主力事業が堅調に推移したものの、デジタルソリューションの開発費用が先行した。
25年3月期の連結業績予想は前回公表から変更は無く、売上高は625億円で前期比1・2%増、営業利益は65億円で同8・5%減、経常利益は65億円で同12・2%減、当期純利益は50億円で同1・9%増を見込んでいる。
2025年02月04日