日本ミシュランタイヤは2月1日、プレミアムコンフォートタイヤ「プライマシー5」を3月から順次発売すると発表した。
発売に先立ち、昨年の12月4日に江東区の有明アーバンスポーツパークブリリアランニングスタジアムで新製品記者発表会を開催した。
発表会の冒頭、須藤元代表取締役社長はCO2削減やタイヤの粉塵削減、タイヤ寿命を長く安心して使用できるタイヤを実現することが大きな課題だとし、「ミシュランではこの課題に対応すべく新たな製品を生み出した。新製品はより長く続く安心感、そしてよりサスティナブルなタイヤとなった」と新製品を紹介した。
製品のプレゼンテーションは神取孝司ブランド戦略マネージャーが行った。
「プライマシー5」は、濡れた路面でも安心感が続く、環境にも配慮したプレミアムコンフォートタイヤを製品コンセプトに開発された。プライマシーシリーズがターゲットとする消費者は、乗り心地の良さ、濡れた路面での高いグリップ、静粛性、低燃費性能など全ての性能に対して要求が高く、特に乗り心地や濡れた路面でのグリップ性能を重視する傾向があるとし、①高いトータルパフォーマンス②快適で心地よい静粛性③濡れた路面での安心感が長く続くの3つをキーメッセージとして開発を行った。
新製品のコンパウンドには、新しい世代の合成ゴム「ファンクショナルエラストマー3・0」を使用することにより、濡れた路面でのグリップ性能と転がり抵抗、耐摩耗性能をさらに高い次元でバランスさせることに成功した。
トレッドパターンには、「ロングラスティングスカルプチャー」を採用。ショルダー部の縦溝の幅を広げ排水性を向上させたことなどにより、プライマシー4プラスと比較して溝体積を10%以上増加させた。これにより、耐摩耗性能を約30%、転がり抵抗を約7%向上させた。JATMAのウエットラベリングでは最高グレードの「A」を取得、転がり抵抗のラベリングでは「AA」を取得するサイズを大幅に増加させた。
また、プライマシーシリーズのラインナップを2025年以降はプライマシー5とeプライマシーの2製品に統一する。プライマシーシリーズのコンパクトカー向けの製品とSUV用製品の後継モデルがプライマシー5に統一されることになる。
2つのモデルを統一した理由について神取氏は「SUVオーナーの求め
2025年02月04日