豊田合成は12月20日、視認性の高い光パターンを照射可能な産業向けLED照明装置を開発・販売するパイフォトニクスに出資したことを発表した。
パイフォトニクスの光パターンを形成するLED照明は、遠方に照射すると輪郭がぼやける一般的な光と異なり、高輝度LEDと独自設計の光学素子を用いることで、光で描いた直線や円環などのパターンを明瞭に表示が可能。立入禁止エリアやクレーン作業における吊り荷位置の可視化といった生産現場での安全表示や、演出照明などに活用されており、海外での導入も進めている。
今後、同社では国内外の工場において、クレーン作業がともなう製品成形用の金型の搬出入などにパイフォトニクスの技術を導入するとともに、パイフォトニクス製品のさらなる適用用途の拡大に向けた協業を検討することで、より安全な職場づくりを目指していくとしている。