タイガースポリマーの25年3月期第2四半期決算は、売上高が246億4700万円で前年同期比2・4%増、営業利益は12億7300万円で前年同期比30・3%減、経常利益は14億7000万円で同43・4%減、四半期純利益は7億9500万円で同57・2%減となった。
セグメント別では、日本の売上高は111億6200万円で同4・6%増、セグメント利益は1億7200万円で同65・6%減となった。家電用ホース・産業用ホース・自動車部品の販売が増加したが、原材料価格等高騰の影響や人件費・諸経費の増加等によりセグメント利益は減益となった。
米州の売上高は117億7400万円で同7・5%増、セグメント利益は11億7400万円で同1・9%減となった。円安による為替換算上の影響等により増収となったが、諸経費の増加等により減益となった。メキシコでは自動車部品の販売が増加したこと等により増収・増益となった。
東南アジアの売上高は19億2800万円で同11・9%増、セグメント利益は1億1100万円で同11・9%増となった。タイでは、自動車部品の販売が増加したことや円安による為替換算上の影響等により、増収となったが人件費・諸経費の増加等により減益となった。マレーシアでは、家電用ホースの販売が増加したことや円安による為替換算上の影響等により、増収・増益となった。
中国の売上高は19億2400万円で同20・7%減、セグメント損失は2億3600万円(前年同期はセグメント損失4200万円)となった。中国では自動車部品の販売が減少した。
25年3月期業績見通しは前回発表を修正した。売上高は460億円(前回発表500億円、増減率8・0%減)、営業利益は22億円(同34億円、同35・3%減)、経常利益は25億円(同36億円、同 30・6%減)、当期純利益は16億円(同22億円、同27・3%減)を見込んでいる。
修正理由は、主に米国の産業用ホースや中国・タイの自動車部品で、主要顧客の販売が当初の想定を下回る見込みであることから、売上高は前回公表した予想数値を下回る見込み。利益面は、売上高の減少に加え、稼働率低下によるコストアップの影響により、営業利益、経常利益及び親当期純利益は、前回公表した予想数値を下回る見込み。