ブリヂストンが6年連続 ESG投資指数の銘柄に

2024年04月19日

ゴムタイムス社

 ブリヂストンは4月18日、ESG投資の世界的な株式指数である「FTSE4Good Index Series」の構成銘柄に選定されたと発表した。
 今回で6年連続、11回目の選定になる。また、国内の企業を対象とした「FTSE Blossom Japan Index」にも6年連続で選定されている。
 「FTSE4Good Index Series」および「FTSE Blossom Japan Index」は、FTSE Russellが開発した株式指数で、それぞれグローバル、日本の企業を対象に「環境」、「社会」、「ガバナンス」の3つの観点から企業の取り組みを評価し、基準を満たした企業が選定される。同社は、昨年と比較して全ての観点においてスコアを向上させており、「環境」、「社会」では5段階評価の最高評価を獲得している。特に評価につながったと認識している取り組みは、以下の通り。
 環境では、公平かつ持続可能な水資源の利用に向けた「ウォータースチュワードシップポリシー」に基づき、水ストレス地域に立地する生産拠点を中心に、地域の水事情を踏まえた具体的なウォータースチュワードシッププランを策定し、実行している。近隣企業とのパートナーシップにより地域全体の取水量を削減するなど、水ストレス地域におけるステークホルダーとの協働にも積極的に取り組んでいる。
 社会では、「グローバルサステナブル調達ポリシー」の展開や、サプライヤーに対するアセスメント結果のモニタリングと改善に向けた支援の実施、第三者機関を通じた継続的な現地監査の実施など、持続可能なサプライチェーンの実現に向けた活動を強化している。
 ガバナンスでは、「グローバル贈収賄防止ポリシー」の改訂や、グループ全体において贈収賄防止に関する教育活動を実施している。また、同社と関係する代理店・仲介業者に対するデューディリジェンス活動として、贈賄等に関するリスク情報を審査する仕組みを新たに導入するなど、倫理的意思決定やコンプライアンス遵守の仕組みづくりを推進している。
 同社は、今後も「Bridgestone E8 Commitment」を未来からの信任を得ながら経営を進める軸として、従業員、社会、パートナー、ユーザーなど、多くのステークホルダーの方々と共に価値を創出することで、未来に対する責任を果たし、持続可能な社会を支えることにコミットしていく。

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