TOYO TIREが啓発活動 タイヤ点検の重要性を訴求

2024年04月03日

ゴムタイムス社

 TOYO TIREは4月2日、適正な状態でタイヤを使用することの重要性をドライバーの方々に理解いただくため、ドライブシミュレーターを活用した「タイヤ安全啓発活動」を4月6日(土)より順次、全国各地のショッピングモールで実施することを発表した。なお、春と秋の全国交通安全運動期間中の活動は会場近隣の警察署と共同で実施するほか、一部の会場では初めて日本自動車連盟(JAF)とも交通安全を呼びかける。
 同社グループはサステナビリティ経営方針において「持続可能なモビリティ社会の実現に寄与する」ことを掲げている。モビリティ社会に広く貢献していく企業として、ドライバーの皆様へ日常的なタイヤ点検の重要性を伝えることを大事な使命だと考えている。
 日本自動車タイヤ協会(JATMA)が行なったタイヤ点検の結果では、点検車両のうち4台に1台の割合で、装着されたタイヤの空気圧が不足していたことが報告されており、このほか、偏摩耗などのタイヤ整備不良も確認されている。車での移動を安全に行なうためには、運転前にタイヤの状態を確認することが重要であり、JATMAをはじめ会員各社では月に1度の空気圧点検など日常のタイヤ点検を呼びかけている。
 同社グループでは、ドライバーの方々に日常のタイヤ点検の重要性を伝えるために、2019年から独自にソフト開発したドライブシミュレーターを用いたタイヤ安全啓発活動に取り組んでいる。5年間で累計約4,300名に体験いただき、実施後のアンケートでは98%の方から「タイヤの安全に対する意識が高まった」との回答をいただいている。
 このドライブシミュレーターは、タイヤが摩耗している場合の制動距離や雨天時のコーナリング、タイヤの空気圧が低下している場合の操縦安定性、走行中のタイヤのバーストなどを疑似的に体感できるもの。こうした普段は想定していないシチュエーションを疑似体験することにより、適正な状態でタイヤを使用する大切さを理解いただくように努めている。
 このほか、会場では同社グループ従業員が整備不良タイヤの実例紹介や空気充填方法のレクチャーなどを行ない、ドライバーの皆様に日常におけるタイヤ点検の方法を具体的に伝える。
 同社グループは、安全なモビリティ社会を支えるタイヤを製造・販売する企業として、タイヤの適正使用を啓発する取り組みを継続的に行なっていく。

2023年のタイヤ安全啓発活動の様子

2023年のタイヤ安全啓発活動の様子

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