ポリマーTECH20号
ゴム・プラスチックの技術専門誌
『ポリマーＴＥＣＨ』は、年４回の季刊発行で、業界専門紙が持つネットワークを活かしたテーマ別の特集をはじめ、技術者インタビュー、活躍する理系女子、最新技術・製品の紹介、ゴム・プラスチック業界に従事する方に役立つコラムなど、ゴム・プラスチックの業界の変化を捉えた情報をお届けいたします。
ゴム・プラスチックの技術開発に携わる方ばかりでなく、販売や営業に携わる皆様が最新の技術動向への理解を深めるための一冊としてもご活用いただける技術雑誌となっております。
ゴム・プラスチック業界の発展に向け、新しい取り組みのヒントになる情報を発信してまいります。
- 判型:B5判118頁
- 価格:本体2800円+税
- 送料:350円+税
- 定期購読:価格11000円（年4回発行）+税
※送料は4回分の送料（200円+税×4回）が別途かかります。 - 発売日:2024年2月
- 著者:ゴムタイムス社編
- ISBN:978-4-908565-44-1
特集1
シリコーンとフッ素材料の最新動向を追う
◎機能性シリコーンゴムの特許出願動向と配合設計における課題
㈱ケンシュー 倉地 育夫
機能性シリコーンゴムの特許動向を調査した。導電性や熱伝導性などの機能性を付与するため、無機粒子ブレンド系の課題に関する発明が多い。特許動向をふまえ、この系の二つの課題、パーコレーション転移と疲労寿命について解説した。
◎環境配慮型縮合硬化シリコーン材料
信越化学工業㈱ 打它 晃
近年、環境問題への関心はますます高まっている。本稿では、副生ガスの種類を検討し、環境へ配慮しながら、硬化性、耐久性などの物性を改良した新規縮合硬化型シリコーン製品について紹介する。
◎アルカリ試薬を添加した亜臨界水を用いたフッ素樹脂PVDFおよび関連物質の分解・再資源化反応の開発
神奈川大学 堀 久男
フッ素樹脂は耐熱性や耐薬品性等の優れた性質を持つため、産業界で必要不可欠な材料として使われてきた。一方で近年、それらの廃棄物の適正処理やリサイクル技術の開発が求められる状況になっている。本稿ではフッ素樹脂の中で、特にPVDFやその関連物質を対象とした分解・再資源化反応について、著者が取り組んでいる方法を紹介したい。
◎シリコーン材料の革新的応用: 自動車内装とEVバッテリー設計における可能性
ダウ・東レ㈱ 山田 加緒香、石神 直哉
シリコーンの特性を生かし、新規用途としての材料開発を重ねる中、本稿では、自動車用途としてシリコーン合成皮革とEVバッテリー用途について紹介する。
◎フッ素ゴムFEPMのシール材料向けの技術動向
AGC㈱ 田村 翼
フッ素ゴムFEPMシール材は汎用フッ素ゴムFKMと比べ高温での耐酸性、耐塩基性に優れており、一部の替えが効かないニッチな用途に使用されている。本稿では、FEPMのシール材の中で特に近年注目されている用途について紹介する。
特設記事
自己修復ゴムとその架橋構造解析
ＮОＫ㈱ 鈴木 佳太
連載
トヨタ自動車に見るものづくり変革の状況 第４回 2010年以降、現在のトヨタ自動車㈱におけるものづくり革新
㈱武藤技術研究所 武藤 一夫
各種プラスチックの耐久性シリーズ第２回～大石研卒研生の耐久性研究の紹介～
神奈川大学 大石 不二夫
Interview
研究者インタビュー 群馬大学大学院理工学府 ・産学連携推進部門 黒田真一
団体インタビュー 発泡スチレンシート工業会 辻 脇伸幸専務理事
データ
6月・7月・8月のプラスチック統計
プラスチック製品生産・出荷・在庫／プラスチック原材料生産・出荷・在庫統計／プラスチック製品生産品目別消費内訳／カセイソーダ生産・出荷・在庫／可塑剤需給実績／プラスチック加工機械生産実績／エチレン用輸入ナフサ通関実績／エチレン換算輸出入実績／プラスチック・ゴム加工機械輸出入実績／PSP出荷実績／PVC・VCM生産・出荷実績／主要石油化学製品生産実績／MMA生産・出荷・在庫実績／プラスチック・ゴム金型生産・出荷実績／酢ビモノマー・ポバール需給実績／ABS樹脂出荷実績／ポリプロピレンフィルム出荷実績／エチレン生産速報／ポリオレフィンフィルム出荷状況
6月・7月・8月のゴム統計
ゴム製品生産・出荷金額／自動車タイヤ・チューブ生産、出荷、在庫実績／主要ゴム製品輸入金額／主要ゴム製品輸出出荷金額／輸入ナフサ価格の月別推移／合成ゴムの生産実績／ゴムホース生産実績／再生ゴム出荷金額の推移／カーボンブラック品種別実績／有機ゴム薬品出荷量の推移／ゴムベルト生産実績／樹脂ベルト生産実績
次号予告
ポリマーTECH Vol.20
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