日本は大幅増益、米州は黒字転換 タイガースポリマー4~12月期

2024年02月15日

ゴムタイムス社

 タイガースポリマーの24年3月期第3四半期業績は、売上高が370億8700万円で同7・5%増、営業利益は30億400万円(前年同期は営業利益5900万円)、経常利益36億9300万円で同409・1%増、四半期純利益は25億5700万円(前年同期は四半期純損失2億6700万円)となった。
 セグメント別では、日本の売上高は167億700万円で同3・4%増、セグメント利益は9億8000万円で同281・3%増となった。増収の影響や諸経費の減少等により増益となった。ゴムシート類・家電用ホースの販売は減少したが、自動車部品・産業用ホースの販売が増加した。
 米州の売上高は166億8100万円で同20・8%増、セグメント利益は18億2300万円(前年同期はセグメント損失5億7900万円)となった。米国では、自動車部品・産業用ホースともに販売の増加に加えて円安による為替換算上の影響もあり、増収増益。メキシコの自動車部品は、販売の増加に加えて円安による為替換算上の影響があり増収となったが、人件費や諸経費の増加等により減益となった。
 東南アジアの売上高は28億2100万円で同17・0%増、セグメント利益は2億400万円で同17・0%増となった。タイでは、自動車部品の米州向け販売が増加したことや円安による為替換算上の影響等により増収増益となった。マレーシアは家電用ホースの販売が減少したこと等により減収減益となった。
 中国の売上高は36億4200万円で同24・6%減、セグメント損失は8800万円(前年同期はセグメント利益1億5700万円)となった。中国では自動車部品・家電用ホースともに販売が減少した。
 24年3月期通期業績は前回公表値から売上高は据え置く一方、各利益は、主として材料費、労務費及び物流費等の経費支出を想定より抑えることができたことなどにより、営業利益、経常利益及び当期純利益は、前回公表した予想数値を上回る見込みとした。売上高は480億円(前回発表から据え置き)、営業利益は 34億円(前回発表30億円、増減率13・3%増)、経常利益は41億円(前回発表37億円、増減率10・8%増)、当期純利益は29億円(前回発表24億円、増減率20・8%増)を見込んでいる。
 

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