タイヤリサイクル・再生ゴム特集 村岡ゴム工業 

2024年02月13日

ゴムタイムス社

国内の再生ゴム業界で高いシェアを占める村岡ゴム工業(千葉県市川市、村岡良亮社長)の23年9月期を振り返ると、売上は22年6月に実施した価格改定が着実に浸透したことにより、2期連続で増収となった。ただ利益面では電気料金の改定による負担増を価格に反映できず収益を圧迫した。その結果、増収減益となった。

 用途別で見ていくと、需要の約7割を占めるタイヤ向けの出荷数量は、自動車メーカー減産の影響から上半期に引き続きタイヤメーカーの動きが鈍く、乗用車タイヤ向けおよびトラック・バスタイヤ向けが減少した。とくに乗用車タイヤ向けが厳しい状況だった。ただ、その中でも通期を通じて鉱山・運搬用タイヤ向けは堅調に推移したという。

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