ゴムタイムス社は24年1月17日、「機能性高分子ゲル材料の構造設計と高機能化」をテーマにWEB限定セミナーを開催します。高分子ゲルは三次元網目構造を構成する高分子に由来する固体的性質と、内部に含まれる水などの流体に基づく液体的性質を併せ持つ独特な材料だ。この構造的特徴により、ゲルはさまざまな機能を発現できることから、バイオマテリアルをはじめとする多様な分野での応用が期待される。ゴムも架橋された高分子という点でゲルとの共通点が多く、ゲルの研究を通じてゴムが発展し、またゴムの知見を基にゲル研究が進展するなど、密接な関係にある。
本セミナーでは、主に合成化学の視点からゲルの合成法と構造の特徴、機能発現のメカニズムを概説し、高機能ゲルの設計指針について説明していく。
〇講師伊田翔平(滋賀県立大学工学部材料化学科講師)。略歴11年3月京都大学大学院工学研究科高分子化学専攻で博士(工学)取得。同年4月に滋賀県立大学工学部材料科学科に助教着任。19年4月講師。
〇セミナー開催日時24年1月17日12時30分~16時30分(4時間)。Zoomを使ったWEBセミナー。
〇受講料4万5000円1人(税別)。申し込みはゴムタイムスHPから。
〇当日のプログラム。①ゲルの基礎(ゲルの分類、ゲルの合成法)、②ゲルの構造制御(架橋点の分布、応力散逸の仕組み導入、網目の均一化、特異的相互作用の導入、新規ゲルの応用、精密重合の活用)。③ゲルの機能化(刺激応答性、認識機能、自己修復機能、振動機能、形状記憶機能)。質疑応答の時間あり。
2023年11月18日