TOYO TIREのオープンカントリー ダカールラリーに供給

2023年10月06日

ゴムタイムス社

 TOYO TIREは10月5日、トヨタ車体のラリーチーム(チームランドクルーザー・トヨタオートボデー、TLC)に同社製ピックアップトラック/SUV用タイヤ「オープンカントリーM/T-R」を供給し、同チームのダカールラリー「11連覇」への挑戦をサポートすることを発表した。
 1979年から開催されているダカールラリーは、世界でも過酷なオフロード耐久ラリー競技として知られている。寒冷な山岳地帯から灼熱の砂漠まで気象条件や路面状況がさまざまに変化する厳しい環境のなか、道なき道を緻密な運転と正確なコース取りで2週間かけて走り続ける。ルート上に設定された約5000kmのスペシャルステージ(競技区間)計13ヵ所(プロローグステージを含む)と、その間をつなぐリエゾンセクション(移動区間)の累積走行タイムを競う。
 トヨタ車体は極限環境下で車両を鍛える「もっといいランクルづくり」をめざしており、開発・生産を担うランドクルーザーをダカールラリーへの参戦車両とし、TLCは本年のダカールラリー2023で市販車部門史上初となる10連覇を達成した。
 同社は2021年からTLCへのタイヤサポートを行ない、ともに培ってきたオフロードラリーにおける技術と経験を生かして「オープンカントリーM/T-R」をダカールラリー参戦用としてチューニングしている。今回供給するタイヤは、悪路走破性を追求し、耐久性と耐摩耗性を向上させるとともに、新たなサステナブル素材の採用と配合率向上により、環境負荷の低減を図った。同製品をTLCのランドクルーザー300GR SPORT(ダカールラリー2024仕様)に供給し、TLCの11連覇への挑戦を引き続きサポートしていく。
 同社は、過酷な環境下で行なわれるオフロードレースへの参戦経験を、ピックアップトラック/SUV向けタイヤの製品開発にフィードバックして性能を磨いている。また、次世代モビリティ社会の実現に貢献するため、製品・材料の開発や技術の強化、製品・原材料リサイクル技術の構築、環境負荷物質の代替材料開発における研鑽に努めていく。

オープンカントリーエムティーアール

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参戦車両

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