積水化学工業発売開始 大容量大型塩ビ雨とい

2023年09月19日

ゴムタイムス社

 積水化学工業は9月15日、同社の環境・ライフラインカンパニーが、業界最大級の大容量大型塩ビ雨とい「超芯 V-MAX」を同日より発売すると発表した。
 「超芯 V-MAX」は、現在好評を得ている超芯V・Pシリーズと同様の超延伸シートと塩ビ樹脂の3層構造で構成される業界最大級の大容量雨とい。
 大型の物流倉庫等で使用する金属加工といと同等の排水能力を実現するとともに、専用金具を品揃えすることにより、現場作業の軽減、施工品質の向上を実現する。
 近年、いわゆるゲリラ豪雨と言われる短時間で猛烈に降る局地的大雨が全国的に頻発し、洪水や建物内への被害が増加している。それに伴い大型建物においても降雨強度に適応可能な雨水排水設計の要求が高まっている。
 同社では2018年にサイフォン現象を連続発生させる専用部材の組み合わせにより、集中豪雨等に対応する高い排水能力を実現した「大型高排水システム」を開発、たてといの配管径を拡大せずに排水効率を向上させたが、のきといについても大型化のニーズは年々高まっている。
 また、大型建物用ののきといは既製品がなく、金属のコイルを職人が各現場の仕様に合わせて加工するのが一般的だが、止水処理の品質の均一化や施工の省力化が課題となっている。
 同社では、業界で初めて大容量の大型塩ビ雨といの既製品を発売することで業界の標準化を目指すとともに、集中豪雨発生時の排水能力拡大による建物の維持、ならびに省施工による工数削減で、職人不足という社会課題の解決にも貢献する。
特長は、大容量の排水能力。従来の塩ビのきとい(同社品、超芯V500)と比べて、約4倍の容量を実現した。塩ビのきといで業界一の大容量により、金属加工といと同等の排水能力を実現する。
 その他、現場作業を軽減できる。従来の金属加工といと比べて最大約50%と大幅な軽量化を実現した。持ち運びも取り付けも軽々と出来るので、作業時の疲労も少なく、施工効率の向上にもつながる。
 施工品質も向上する。専用のジョイント部材の品揃えにより、金属加工といで行っている施工前の加工が不要となり、現場での作業の平準化・施工品質の向上を実現する。
 設計・加工の工数削減も可能になる。専用金具の品揃えにより、従来は現場ごとに設計、加工が必要だった取り付け金具を標準化することでこれらの工数を削減し、取り付けも簡単になる。
 販売目標として、工場や倉庫等の大型建物への採用を拡大し、2025年度に売上高10億円を目指す。

「超芯 ブイ-マックス」の基本構成

「超芯 ブイ-マックス」の基本構成

専用金具で取付簡単

専用金具で取付簡単

強風にも耐える高強度専用金具

強風にも耐える高強度専用金具

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