ミシュラン、大幅な軽量化を実現 新世代航空機用タイヤ公開

2023年07月11日

ゴムタイムス社

 ミシュランは7月10日、2023年6月19~25日に開催された第54回パリ国際航空ショーで、新世代の航空機用タイヤ「MICHELIN Air X SKY LIGHT(ミシュラン エアーエックス スカイライト)」を世界初公開したことを発表した。
 「ミシュラン エアーエックス スカイライト」は、軽量で長寿命の新世代の航空機用タイヤ。安全性を損なうことなく、よりサステナブルで優れた性能を発揮する。従来品と比較し10〜20%の軽量化と15~20%のタイヤ寿命延長を実現したことにより、装着してから摩耗し取り外されるまでの離着陸回数が増え、メンテナンスコストとタイヤ輸送コストの削減につながる。
 将来運航する予定の航空機のみならず、現在生産されている航空機に装着した場合でも、軽量化により、大幅に使用燃料とCO2排出量が削減される。長距離航空機40機に換算すると、タイヤの軽量化だけで年間90万米ドルのジェット燃料を節約でき、CO2排出量を3400メートルトン削減できる。中距離航空機100機の場合、ジェット燃料の節約量は年間60万米ドルで、2200メートルトンのCO2が削減できる。
 「ミシュラン エアーエックス スカイライト」は、最適化されたトレッド構造とトレッド接地面により、旧世代の同等品と比較して寿命が15〜20%延長する。また、超耐性ケーシング材料と最新世代のハイブリッドケーブルおよびファブリックを使用しており、「2050年までにタイヤを100%持続可能にする」という同社グループの目標に沿い、従来品以上にサステナブル素材の含有を増やしている。
 同社は、航空業界に50年以上の実績があり、ラジアルタイヤ、バイアスタイヤ、インナーチューブを、民間および地域の航空会社、一般航空、軍事航空など、世界中の顧客に供給している。同社は、世界大手の建設会社や企業とパートナーシップを構築しており、今回の「ミシュラン エアーエックス スカイライト」は、ダッソー社の長距離ビジネスジェット機ファルコン10X次期モデルに装備するため開発された。ダッソー社のスケジュールに則り、今後数か月内にテスト飛行が予定されている。

エアーエックス スカイライト

エアーエックス スカイライト

関連キーワード: ·

技術セミナーのご案内

ゴムタイムス主催セミナー