新製品フッソサーモホースをPR トヨックス、フーマジャパン出展

2023年06月14日

ゴムタイムス社

 トヨックス(富山県黒部市、中西誠社長)は、6月6日~9日に開催した「FOOMA JAPAN2023」で今年1月23日に新発売した「フッソサーモ―S100℃ホース」を中心に、ホースと継手の安心配管セットで食品工場の困りごと解決につながる製品をアピールした。
 フッソサーモ―S100℃ホースは、ホース内層に4フッ化系フッ素樹脂を使用し、外層にシリコーンゴムを用いた多層補強構造のホース。「フッ素樹脂とシリコーンゴムを併せ持ったホースは国内では当社が初めてとなる」(同社)としている。 同商品はフッ素樹脂とシリコーンゴムの特長を生かし、耐熱性と洗浄性を大幅にアップさせたほか、柔軟性も優れた製品に仕上げている。
 耐熱性と洗浄性では、耐熱100℃対応で油分を含む流体も使用可能なうえ、スチーム洗浄では130℃(短時間)が可能となっている。その結果、フッ素ホース比では洗浄時間は1/2に、シリコーンホース比では1/3の洗浄時間で臭い残りをなくすことができるため、ホースへの着香・着色がしにくい特長がある。
 柔軟性では、ホース外層にシリコーンゴムを用いることで、従来のフッ素ホースよりも曲げ反発が最大45%低減(同社商品比)した。配管作業やホースの取り回しがしやすくなり、作業者の負担軽減につながる。「食品を中心に化粧品や製薬業界などへ訴求したい」(同社)と強調している。

フッソサーモ―S100℃ホース

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