出光・錦湖・住友が基本合意書締結 バイオマス製品サプライチェーン構築で

2023年05月19日

ゴムタイムス社

 出光興産は5月17日、錦湖石油化学、住友商事と、アジア市場におけるバイオマス化学製品のサプライチェーン構築と発展を目指し、バイオマスナフサ由来のスチレンモノマー「バイオマスSM」の製造ならびにバイオマスSMを原料としたソリューションスチレンブタジエンゴム「バイオマス SSBR」の製造に関する基本合意書を締結したことを発表した。バイオマスSSBRは2024年中に生産開始予定。
 同事業では、同社がマスバランス方式で製造・供給するバイオマスSMを原料として、韓国最大の合成ゴムメーカーである錦湖石油化学が高機能タイヤの原料となるバイオマスSSBRを製造。住友商事はサプライチェーン構築における全体のマネジメントを実施するとともに、バイオマス製品のマーケティングを担う。
 バイオマスナフサは、植物由来の原材料などから製造されているため、石油由来のナフサと比べて CO2排出量を抑制することが可能。本事業では、バイオマス製品の製造を通して、化学産業のCO2排出削減を目指す。
 バイオマス製品のサプライチェーンは、新たな市場を開拓していく必要があることから、従来の販売スキームと比較して、原料であるバイオマスナフサの調達からバイオマス製品製造までのサプライチェーン全体におけるより強いパートナーシップが求められる。3社は強力なサプライチェーン構築を通して、化学産業のCO2削減および低炭素社会の早期実現に貢献していくとしている。

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