プラ事業は増収も減益に アキレスの23年3月期

2023年05月16日

ゴムタイムス社

 アキレスの23年3月期連結決算は、売上高が829億1700万円で前年同期比9・2%増、営業損失は7億1300万円(前期は8億550万円の営業利益)、経常損失は1億1700万円(前期は15億9500万円の経常利益)、当期純損失は12億400万円(前期は15億2500万円の当期純利益)となった。

 シューズ事業の売上高は113億8700万円で前期比1・0%減、セグメント損失は9億7100万円(前期は6億8100万円のセグメント損失)となった。新型コロナウイルス感染拡大による市況悪化の影響を受け、全体では前年売上を下回ったほか、円安による仕入れコストの増加の影響も利益に響いた。

 プラスチック事業の売上高は422億2300万円で同15・7%増となったが、セグメント利益は価格改定時期の遅れ等により、原材料価格・エネルギーコストや物流費の上昇によるコスト増を補うことができず、19億5100万円で同23・1%減となった。そのうち、中間財の売上高は価格改定の効果があったため、394億1100万円で同15・6%増だった。車輌内装用資材は、自動車メーカーの生産回復と円安の影響により好調に推移。フィルムでは北米向け医療用フィルムや生分解性フィルムが堅調だった。建装資材も、壁材は新柄投入効果により好調に推移した。消費財の売上高は28億1200万円で同17・1%増。国内の救助用エアーテント、インフラ関係製品の販売が好調だった。

 産業資材全体の売上高は293億600万円で同4・8%増、セグメント利益は8億8900万円で同37・1%減となった。そのうち、中間財の売上高は284億8900万円で同4・6%増。ウレタンは車輌用が回復したが、寝具用は苦戦した。断熱資材では、ボード製品やパネル製品、スチレン製品ともに低調に推移した。なお、原材料価格・エネルギーコストの上昇や持家の住宅着工戸数の減少傾向など厳しい市場環境により収益性が低下し、短期的な回復が見込まれないため、固定資産の減損損失を計上した。工業資材については、半導体分野向けウエハー搬送用部材が国内、海外向けともに好調だった。
 24年3月期連結売上高は840億円で前期比1・3%増、営業利益は10億円、経常利益は14億円、当期純利益は12億円を見込んでいる。

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