eモータースポーツ体験型プログラム開講 ブリヂストンが7月より

2023年05月11日

ゴムタイムス社

 ブリヂストンは5月10日、eモータースポーツの体験型プログラム「Bridgestone eMotorsport Institute(ブリヂストン イーモータースポーツ インスティテュート)」を、同社グローバル研修センターにて7月より開講すると発表した。
 同社は、eモータースポーツなどの様々なモータースポーツ活動を通じて、幅広い層にモータースポーツの楽しさや「走るわくわく」を体感し競い合う場を提供することで、企業コミットメント「Bridgestone E8 Commitment」に掲げる「Emotion心動かすモビリティ体験を支えること」にコミットし、多くの仲間たちと一緒に楽しみ、モータースポーツ文化の発展を支えていく。
 「ブリヂストン イーモータースポーツ インスティテュート」は、クルマおよびモータースポーツファンの方々が、ドライビングシミュレーターを使いプロドライバーから直接指導を受けながら気軽にモータースポーツのドライビング技術の向上を目指すことができる体験型プログラムとなる。
 そのため、一般的なリアルのモータースポーツのように自らが保有するクルマで遠方にあるサーキットに赴く必要は無く、クルマを持っていなくてもインドアで安心・安全にモータースポーツを楽しむことができる。
 本プログラムでは、ドライビングシミュレーターで参加者のスキルチェックを行った後、若手を中心とした同社の契約ドライバーやプロのシミュレータードライバーが講師として参加者に直接指導やアドバイスを行う。
 参加者はスキルチェックの結果をもとにエントリーレベルから上級者レベルまでの自身に合った指導を受けることができ、効果的にドライビングスキルの向上を目指すことが可能となる。さらに今後は、モータースポーツのコアなファンに加え、女性やシニア、子どもたち、またプロドライバーを目指す方など、より多くの方に参加いただけるよう活動を拡大していく予定となる。
 また、リアルで初めてサーキットを走る初心者の方に向けた参加型走行イベント「POTENZA Circuit Challenge(PCC)」と組み合わせ、まずは「ブリヂストン イーモータースポーツ インスティテュート」でクルマやモータースポーツの楽しさを身近に感じてもらい、その後PCCで実際のサーキット走行にも挑戦いただくことで、モータースポーツの魅力を広く伝えモータースポーツファンの裾野をより広げていきたいと考えている。
 同社はモータースポーツ活動を開始して60周年の節目を迎える本年に、サステナビリティを中核に据え、サステナブルなグローバルモータースポーツ活動を新たな形で進化させ、eモータースポーツなどを通じてモータースポーツ文化の発展を支えるとともに同社ブランドをサステナブルなグローバルプレミアムブランドとして構築していくことへも挑戦していく。
 「ブリヂストン イーモータースポーツ インスティテュート」では、ドライビングシミュレーターを用いた、契約ドライバーやプロのシミュレータードライバーによるeモータースポーツのレッスン提供が行われる。1レッスンあたり約70分、1日に6レッスン実施。1レッスンに最大4名が参加可能となる。
 場所は、同社グローバル研修センター、開講時期は隔週の土日、2023年7月8日より開講予定、営業時間は、10:00~19:00、受講料は1回当たり、1万円、受講カルテ(シミュレータースキル診断)は、1万5000円となる。
講師は、武藤壮汰選手、小山美姫選手を予定している。
 武藤壮汰選手は、16歳よりeモータースポーツを始め、iRacing レーティング日本最上位記録を持つ。アジア人で唯一「Williams Esports」に所属し、eモータースポーツのプロシリーズ「SUZUKA E-SPORTS CHALLENGE RACE(SeCR)」の初代シリーズチャンピオンとなる。昨年よりスーパー耐久ST5クラスにも参戦している。
 小山美姫選手は、神奈川県出身のプロドライバー。5歳でカートを始め、13歳で海外のレースに参加。2015年以降FIA-F4選手権、FIA F3アジア選手権、女性による国際シリーズ「フォーミュラ選手権Wシリーズ」など数々のレースに参戦。2022年TGRドライバー・チャレンジ・プログラムの一員として、フォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ・チャンピオンシップに参戦し、チャンピオンを獲得している。

技術セミナーのご案内

ゴムタイムス主催セミナー