ミシュラン、廃タイヤのリサイクル目指す タイヤリサイクルグループを設立

2023年04月21日

ゴムタイムス社

 ミシュランは4月19日、スカンジナビア エンバイロ システムズ(エンバイロ)とアンティン インフラストラクチャー パートナーズ(アンティン)が、同社の支援を受けて世界初の大規模なタイヤリサイクル事業を推進する合弁会社を設立したと発表した。
 スウェーデンに本社を置くエンバイロは、使用済みタイヤからカーボンブラックと熱分解油などの良質な原材料を抽出する特許技術を保有している。
 アンティンは、パリ、ロンドン、ニューヨーク等に拠点を置き、専門知識と投資を通じて、欧州と北米のインフラに長期的な価値を提供している。
 両社は、タイヤを100%持続可能にするために進化を続ける同社と提携して合弁会社を設立し、タイヤ業界の循環経済を加速する。
 欧州初のこのタイヤリサイクルプラントは2023年前半スウェーデンのウッデバラ市に建設予定で、2025年までに完全に稼働する予定となる。
 その後、欧州全域にタイヤリサイクルプラントを建設し、2030年までに年間最大100万トンの廃タイヤのリサイクルを目指す。これは欧州で毎年廃棄するタイヤの3分の1に相当する。
 同社はリサイクルプラントに使用済みタイヤを提供し、廃タイヤから回収したカーボンブラックと熱分解油の供給を受ける相互供与契約の締結をした。
 同社の経営評議会メンバー、ハイテクマテリアル担当ビジネスディレクターのモード・ポルティリアッティ氏は「大規模なタイヤリサイクルグループの構築は、持続可能で循環型のタイヤ生産を目指すミシュランの挑戦における重要な一歩となる。循環型産業のために革新的なパートナーシップを構築し、タイヤの環境への負荷をさらに低減していく」とコメントしている。

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