住友ゴム、GDSOに加盟 トレーサビリティー推進に対応

2023年03月02日

ゴムタイムス社

 住友ゴム工業は2月28日、2023年1月からタイヤに関するデータの標準化やデータへのアクセスのためのソリューションの定義に取り組む国際団体「GDSO」に加盟したと発表した。タイヤ業界ではトラック・バス用タイヤを中心にトレーサビリティーのためのタイヤ個体識別管理に取り組んでおり、同社はGDSOに加盟することで業界標準に対応していく。

 GDSOは、RFIDを使用してタイヤに関するデータを活用するためのプラットフォーム構築を進めている。同社はその活動に参画して業界標準の策定に取り組むとともに、同社グループが製造・販売するタイヤに関するデータにユーザーがアクセスするためのデータベース構築を進める。

 RFIDは、従来バーコードやQRコードを用いていた個体識別を、電波を用いた無線通信技術によって確認する仕組みであり、これを活用することで品質保証・クレーム対応・模倣品排除など、トレーサビリティーのためのタイヤ個体識別管理が可能になる。さらに、倉庫での在庫管理や、製造・装着時期、メンテナンス履歴などを確認できるようになることで、作業効率や安全性の向上が期待される。

 同社は将来、RFIDを活用してタイヤに関するデータを分析することで、リトレッドやメンテナンスなどのソリューションビジネスを中心に、よりお客様の状況やニーズに合った付加価値の高いサービス提供を目指していく。

 同社は、2021年8月に策定したサステナビリティ長期方針「はずむ未来チャレンジ2050」の達成を目指し、地球環境・社会共生・ガバナンスそれぞれで課題解決に取り組んでいる。100年に一度と言われるモータリゼーションの変革に対応するため、安全で環境に優しいサステナブルなタイヤの開発を今後LCA(ライフサイクルアセスメント)を基軸に据えてさらに加速させるとともに、RFIDなどのデジタル・トランスフォーメーション(DX)も活用しながら、調達、輸送、開発、製造、販売、使用に至るサプライチェーン全体を通し、「CO2の削減」「原材料のバイオマス化およびリサイクル化」「サステナブルな商品開発」を進めていくとしている。

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