エアフリーコンセプト実証開始 出光興産とブリヂストン 

2023年02月09日

ゴムタイムス社

 出光興産とブリヂストンは2月8日、出光興産千葉事業所が構内移動車両として運用する超小型EVに空気の充填が要らない「エアフリーコンセプト」を用いた次世代タイヤを装着し、実用化に向けた実証実験を2023年2月から開始すると発表した。
 ブリヂストンの「エアフリーコンセプト」は、タイヤ側面の特殊形状スポークにより荷重を支えることで、パンクしないことに加えて、空気圧管理などのタイヤメンテナンスが不要になることを目指す。また、路面に接するゴムの部分をリトレッドできるのみでなく、独自開発した再生可能なスポーク部分の樹脂をリサイクルすることで、資源の効率的な活用とサーキュラーエコノミーの実現に貢献していく。
 多様な省資源・資源循環ソリューションを世の中に提供するという観点において、両社が共感し、今回の実証実験に至った。本実証実験を通じ、EV化を促進することで、カーボンニュートラル社会の実現に向けた取り組みを加速していく。将来的には、出光興産が開発に携わる超小型EVに「エアフリーコンセプト」を実装することを視野に検証を進める。
 出光興産のモビリティ戦略室長、大石朗氏は「2022年11月に発表した中期経営計画の中で掲げた2050年ビジョン「変革をカタチに」を目指し、多様な資源循環ソリューションの社会実装を通して、人びとの暮らしを支え、未来の地球環境を守る責任を果たしていく。ブリヂストンが開発した「エアフリーコンセプト」は、地球環境に配慮しており、自社のビジョンと親和性が高いと考えている。また、ノーパンクタイヤは車両停止リスクの減少に貢献し、顧客の利用価値向上が期待している。将来、現在開発中の超小型EVへの装着を目指して、当実証実験を共同で実施していく」とコメントしている。
 ブリヂストン ソリューション・デジタルエンジニアリング開発部門長の川原隆宏氏は、「今回、次世代モビリティを用いた先進的なソリューションビジネスを目指す出光興産と共に、「エアフリーコンセプト」の実用化に向けた一歩となる実証実験を開始できることに大きな喜びと可能性を感じている。ブリヂストンは、この共創を通じて、企業コミットメント「Bridgestone E8 Commitment」で掲げる「Ecology持続可能なタイヤとソリューションの普及を通じ、より良い地球環境を将来世代に引き継ぐこと」「Extension 人とモノの移動を止めず、さらにその革新を支えていくこと」にコミットしていく」とコメントしている。

エアフリーコンセプト実装

エアフリーコンセプト実装

エアフリーコンセプトタイヤ

エアフリーコンセプトタイヤ

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