年頭所感 バンドー化学 植野富夫社長

2023年01月05日

ゴムタイムス社

 新年あけましておめでとうございます。

 昨年は、ロシアによるウクライナ侵攻など、不安や悲しみを覚える出来事もありましたが、日本のスポーツ分野においては沢山の喜ばしい出来事がありました。北京オリンピックでは冬季歴代最多となる18個のメダル獲得、サッカーワールドカップでは強豪国を撃破するなど、日本代表が大躍進しました。また、米国メジャーリーグの大谷翔平選手が日本人として前人未踏の2桁勝利・2桁本塁打を達成、日本球界では、村上宗隆選手が史上最年少で三冠王に、佐々木朗希投手は同じく史上最年少で完全試合を達成するなど、世代を超えて、これまで乗り越えられなかった高い壁に挑戦する姿が印象的な年でもありました。

 当社グループにおきましては、現中長期経営計画が最終年度を迎えており、新年度の4月から、新しい中長期経営計画をスタートさせます。初年度となる2023年は、当社グループの一人ひとりが能力を最大限発揮し、これまで乗り越えられなかった壁に勇気をもって挑戦し、新しい道を切り拓く年にしなければなりません。取り巻く事業環境や産業構造が大きく変わる中で、これからも社会に欠かせない存在であることを目指し、ワクワクする未来を実現するための新しい価値を創造し続けてまいります。2023年の干支は、癸卯(みずのとう)です。干支は植物の循環の様子を表しており、癸(みずのと)の文字は、未だ固いが少し動きが出てきた状態を、卯(う)の字は、草木が地面を覆うようになった状態を表しているといわれます。干支のイメージになぞらえると、2023年は、コロナ禍という寒気が緩み、春の兆しが訪れ、今まで培われた実力が萌えいずる局面に入った年といえますので、飛躍の年となるようグループ一丸で取り組んでまいる所存です。

 本年も引き続き変わらぬご支援を賜りますよう、お願い申しあげます。

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