横浜ゴム、国内販売へ バン用オールシーズンタイヤ

2022年11月21日

ゴムタイムス社

 横浜ゴムは11月18日、欧州で好評を得ているバン用オールシーズンタイヤのブルーアース・バン・オールシーズン RY61を2022年11月下旬から日本国内で順次発売すると発表した。発売サイズは195/80R15 107/105N、155/80R14 88/86N、145/80R12 80/78Nの3サイズ。

 オールシーズンタイヤはドライ・ウェット路面から雪上路面まで四季を通じて様々な路面状況に対応可能なため、急な降雪時の走行に加え、シーズン毎のタイヤ交換と使用しないタイヤの保管場所が不要になり、利便性が向上することから近年注目が高まっている。

 ブルーアース・バン・オールシーズン RY61は、雪上性能とウェット性能を高次元で両立するとともに、優れた耐久性・耐摩耗性能も確保。また、サイドウォールには国際基準で定められたシビアスノータイヤ条件に適合した証である「スノーフレークマーク」が打刻されており、高速道路の冬用タイヤ規制時でも走行可能なタイヤとなっている。

 トレッドパターンには雪上性能に効くセンター部のジグザグ形状のグルーブと排水性を高める2本のストレートグルーブを組み合わせたトリプルWDグルーブを採用するとともに、ショルダー部に雪上でのエッジ効果を発揮するスノーバイティングサイプを施している。

 また、センターおよびショルダー部に配置した大型ブロックが広い接地面積を確保し、ハンドリング性能と耐摩耗性能、偏摩耗の抑制に貢献。コンパウンドでは3種の異なるポリマーを配合することで耐摩耗性能や耐久性を向上。さらに、サイドウォールにはひび割れを防ぐ新デザイン「アンチ・クラック セレーション」を採用している。

 同社では日本向けオールシーズンタイヤとして、乗用車用にブルーアース4S AW21、SUV向けにオールテレーンタイヤ・ジオランダー A/T G015を販売している。今回のバン用タイヤの追加により、春から冬まで通じて使用できる消費財オールシーズンタイヤのラインアップが完成した。

日本国内で順次発売

日本国内で順次発売

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