旭化成、電力グリーン化推進 機能樹脂コンパウンド工場

2022年10月17日

ゴムタイムス社

 旭化成は、機能樹脂コンパウンド工場における使用電力のグリーン化を推進する。自動車や電子部品などの部品材料として使用される機能樹脂のコンパウンド工場では、日本の旭化成カラーテックは22年4月から再生可能エネルギー電力の購入を開始したほか、タイおよびアメリカのコンパウンド工場でも再生可能エネルギー電力の購入を決定した。
 同社グループでは2050年のカーボンニュートラルの実現に向け、自社のGHG排出量の削減と、社会のGHG排出量削減への貢献を進めるとともに、2030年度に2013年度比30%以上のGHG排出量削減の達成を目指している。
 日本にある旭化成カラーテックでは22年4月より使用電力の100%をグリーン化した。タイの旭化成プラスチックスタイランドでは、22年4月より使用電力の100%※をグリーン化予定。※電力会社とは旭化成プラスチックスタイランド年間消費電力量相当分の再生可能エネルギー電力の購入契約を締結済み。22年12月に再生可能エネルギー電力供給数量が最終確定する予定。また、23年3月には22年4月より再生可能エネルギー電力の使用を示す証書が発行される見込みとなっている。
 また、米国の旭化成プラスチックスノースアメリカは使用電力の15%をグリーン化済。22年6月に追加の購入契約を締結。24年1月から再生可能エネルギー使用率を拡大し、65%グリーン化予定している。
 旭化成塑料(常熟)有限公司(中国)は23年4月から再生可能エネルギー電力の購入開始の契約を締結中だ。

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