BASF、ピュリサイクル発売 廃プラ由来の熱分解油を精製

2022年08月18日

ゴムタイムス社

 BASFは8月17日、廃プラスチック由来の熱分解油を精製する、先進的かつ高性能な製品として、新たに「PuriCycle(ピュリサイクル)」の発売を開始したと発表した。

 PuriCycleには、廃プラスチックから得られる熱分解油中のさまざまな不純物を選択的に除去、または転換するために開発された、新規触媒と吸着剤が含まれており、プラスチック資源循環における下流処理を可能にする。PuriCycleは高効率な精製技術と進化したソリューションにより、お客様が業界のコンプライアンス基準を満たしつつ、プラスチックのケミカルリサイクルプロセスにおいて柔軟性を高められるよう促すものとなっている。

 PuriCycleが精製する熱分解油は、廃プラスチックのケミカルリサイクルから得られる二次原料であり、プラスチックの製造工程におけるバリューチェーンの初期段階で投入される。熱分解油の精製は、ハロゲン、窒素、酸素、硫黄化合物などの不純物やジエンなどの高濃度の反応性成分が下流処理を複雑化し、新素材の生産工程に厳しい制限を課しているため、プラスチックのケミカルリサイクルの中で最も困難な技術的課題となっている。

 同社のプロセス触媒部門シニアバイスプレジデントであるデトレフ・ラフ氏は「PuriCycleにより、私たちはプラスチックのケミカルリサイクルに変化をもたらし、プラスチック資源の循環を可能にすることができる立場にある。最も困難な技術的課題の一つである、熱分解油の精製を可能にするPuriCycle製品の能力は、プラスチックリサイクルのループを閉じ、廃棄物を最小限に抑え、最終的に化学産業の新しい原料の開拓に大きく貢献する」と述べている。

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