日本は増収も経費増などで減益 タイガースポリマーの4~6月

2022年08月16日

ゴムタイムス社

 タイガースポリマーの23年3月期第1四半期決算は、売上高が106億6200万円で前年同期比15・6%増、営業利益は5600万円で同75・1%減、経常利益は6億4100万円で同122・8%増、四半期純利益は1億4500万円で同411・8%増となった。
 セグメント別では、日本の売上高は51億3800万円で同1・7%増、セグメント利益は8100万円で同64・7%減となった。産業用ホースの販売は減少したが、家電用ホースやゴムシート類、ゴムマット類の販売が増加し、売上高は前年同期を上回った。セグメント利益はロイヤリティー収入の減少に加え、人件費や諸経費の増加で前年同期を下回った。
 米州の売上高は39億5900万円で同31・3%増、セグメント損失は1億8400万円(前年同期はセグメント損失1億3500万円)となった。米国では、自動車部品は販売が増加した一方、原材料費や諸経費が増加し増収減益となった。産業用ホースは、北米の景気回復並びに販売価格改定の効果で増収増益となった。メキシコの自動車部品は、販売が増加した一方、原材料費や輸送費等の諸経費が増加したことで増収減益となった。
 東南アジアの売上高は7億9000万円で同11・0%増、セグメント利益は7200万円で同28・0%増。タイの自動車部品は米州向け販売が減少した一方、国内向けが増加し、増収増益となった。マレーシアの家電用ホースは販売が増加し増収増益となった。
 中国の売上高は16億4500万円で同24・6%増、セグメント利益は6100万円で同3・1%減。中国では、家電用ホースの販売は減少したが、自動車部品の販売が増加し増収。ただ、原材料費や人件費の増加によりセグメント利益は前年同期を下回った。

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