環境保護への取り組みを推進 ランクセス、キャンペーン実施

2022年07月21日

ゴムタイムス社

 ランクセスは7月20日、2つの具体的な取り組みを通して、従業員の環境保護への意識を高めるとともに、環境保護に貢献する活動を実施したことを発表した。同社は、環境保護と持続可能な社会的発展に取り組むグローバル企業として、6月を環境保護強化月間と位置づけ、国内での環境保護への取り組みを実施している。

 1つ目の取り組みである「CO2削減/ライトダウンキャンペーン」は、同社が2014年から実施している。引き続き新型コロナウイルスへの感染防止対策としてオフィス内での勤務が限られることから、国内全2拠点のオフィス内での一斉消灯に加え、各自のホームオフィス(自宅)にて可能な限りの一斉消灯を行った。

 同キャンペーンは、環境省が2003年から2018年まで16年間、地球温暖化対策を目的に、商業施設や家庭への消灯の呼びかけを実施してきたが、2019年から自主的な実施へと移行した。同社日本法人では、2014年より同キャンペーンに参加しており、今年で9年目の実施となる。今年は、同社の国内全2拠点において、6月21日および7月7日の夜8時から10時までの2時間、オフィス照明の一斉消灯を実施するとともに、従業員やその家族にもホームオフィスでの可能な限りの一斉消灯を呼びかけた。この消灯による消費電力削減量は国内全2拠点で1実施日あたり約76kWh、ホームオフィスでの削減分は測定不可能だが、貴重なCO2の削減となった。

 2つ目の取り組みとして、同社は「マイボトル・マイカップキャンペーン」を実施している。同キャンペーンは、国内2拠点を対象に、従業員のマイボトル及びマイカップの使用を促進することにより、社内での紙コップの使用量を削減する。

 同キャンペーンは、2020年に従業員の自主的な取り組みとして開始された。今年度は、7月から9月までの3ケ月間、国内2拠点を対象に実施し、実施期間中、事業所内での紙コップの削減量をモニターすることで効果を測定する。

 

豊橋事業所での一斉消灯の様子

豊橋事業所での一斉消灯の様子

 

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