葛飾ゴム工業会が勉強会開く ゴム原材料の供給不足テーマに

2022年05月19日

ゴムタイムス社

 葛飾ゴム工業会(牧野秀徳会長)は5月17日、今年度第1回目の定例勉強会をテクノプラザかつしかで開催し会員企業から26人が出席した。勉強会はコロナ禍で開催方式の見直しを余儀なくされていたが、今回は加藤産商と加藤事務所の社長を兼務する加藤進一氏を招き「ゴム関連資材の供給をめぐる中期的展望と対策」と題する勉強会を3年2ヵ月ぶりに対面で開催した。
 冒頭、進行役の武者英之顧問が「まだまだ先が見通しにくいが、このように対面で勉強会を開催できたことは正常化への第一歩と認識している」と述べた。続いて挨拶に立った牧野会長は「新型コロナウィルスの影響でこの2年対面で皆様とお会いする機会がなかったが、武者前会長の尽力によりウェブで総会や勉強会などを開催してきた。ようやく対面で勉強会を開催することができ、私自身も非常に楽しみにしている」と話し、「昨今の材料逼迫やカーボンニュートラル、脱炭素など様々な問題があると思うので参考にしてほしい」と語った。
 加藤氏はゴム原材料・市況の動向を始め、ゴム材料の不足が起きる原因やいつ解消に向かうのか、合成ゴムメーカーの現状など、国内外のゴム業界の動きを交え詳述した。勉強会は約1時間半にわたり行われ、出席者は加藤氏の話に熱心に耳を傾けていた。

加藤進一氏

牧野会長の挨拶

進行役を務めた武者顧問

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