各事業とも大幅増収増益 住友ベークライトの4~12月期

2022年02月08日

ゴムタイムス社

 住友ベークライトの22年3月期第3四半期決算は、売上収益が1959億2800万円で前年同期比31・5%増、事業利益は212億700万円で同84・0%増、営業利益は209億8400万円で同13・1%増、四半期利益は161億3700万円で同36・8%増となった。
 セグメント別では、半導体関連材料の売上収益564億5300万円で同37・6%増、事業利益は127億3100万円で同91・5%増。半導体封止用エポキシ樹脂成形材料は、世界的な半導体需要の拡大により売上収益は大幅に増加した。既存の顧客・用途での強い需要に加えて、中国向け新規顧客やECU向け一括封止材料などの車載用途の拡販が大きく寄与した。感光性ウェハーコート用液状樹脂は、主要用途のメモリー需要が好調で売上収益は大きく増加。半導体用ダイボンディングペーストも、旺盛な半導体需要により売上収益は大幅に増加した。
 高機能プラスチックの売上収益は680億8000万円で同33・1%増、事業利益は47億1500万円で同147・7%増となった。工業用フェノール樹脂およびフェノール樹脂成形材料は、自動車用途向けは前年同期のコロナ禍影響による落ち込みから大きく回復した。半導体不足などに起因する自動車減産により一部製品で影響を受けたが、トランス用ボビン材や銅張積層板などの電子部品向けが堅調に推移したことに加え、原料価格高騰に伴う価格改定の影響もあり売上収益は大幅に増加した。
 クオリティオブライフ関連製品の売上収益は709億6200万円で同25・7%増、事業利益は63億600万円で同22・1%増。医療機器製品は、SBカワスミ(川澄化学工業株式会社より社名変更)を同社グループに加えたことで売上収益は大幅に増加した。
 ビニル樹脂シートおよび複合シートは、半導体需要の拡大により電子部品搬送用のカバーテープや半導体製造工程用のダイシングテープなど産業用フィルムで売上収益が増加した。ポリカーボネート樹脂板および塩化ビニル樹脂板は、コロナウイルス感染防止用途の需要が一巡したことで飛沫防止板は減少したが、主力の土木建材向けやエクステリア用途が回復したことに加え、サングラス等に使用する偏光板の欧州向けの需要が再開したことにより売上収益は増加しました。
 22年3月期通期業績予想は変更はなく、売上収益は2500億円で前期比19・6%増、事業利益は250億円で同50・2%増、当期利益は176億円で同33・4%増を見込んでいる。

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