アウトランダーに新車装着 横浜ゴムのジオランダー

2021年12月22日

ゴムタイムス社

 横浜ゴムは12月20日、三菱自動車工業が発売した新型「アウトランダー」の新車装着(OE)用タイヤとして、「ジオランダーX―CV」の「パターンナンバーG99B」の納入を開始したと発表した。2021年7月より海外向けガソリンモデル、11月から日本国内およびオーストラリアなどの海外向けPHEVモデルへ納入している。装着サイズは235・60R18・103H。なお、日本でのガソリンモデルの発売は行わない。

 今回装着された「ジオランダーX―CV(パターンナンバーG99B)」は「アウトランダー」の運動性能に対応しながら、PHEVに相応しい環境にも配慮した、高い操縦安定性と転がり抵抗の大幅な低減を両立したタイヤとなっている。また、新たに最適配置化されたタイヤパターンを施し、低燃費性能も高めている。

 「ジオランダー」は、横浜ゴムがグローバルで展開しているSUV・ピックアップトラック向けタイヤブランド。ニーズの多様化が進むSUV市場に対応するため、商品ラインアップ拡充を加速している。今回装着されたタイヤのベースとなった市販用の「ジオランダーX―CV」は、近年増加している高速性能と運動性能を重視したハイパフォーマンス・クロスオーバーSUV向けに開発された新次元ハイウェイテレーンタイヤとなっている。

 新型「アウトランダー」は、三菱自動車工業の販売台数の約2割を占めるコアモデルの一つであり、グローバルに幅広く展開している。「より力強く」「より遠く」を実現した独自の新世代PHEVシステムを搭載し、あらゆる天候や路面状況で安全・安心で快適な走りを実現している。

 同社は、中期経営計画「Yokohama Transformation2023」のタイヤ消費財事業において、高付加価値商品の主力であるグローバルフラッグシップタイヤブランド「アドバン」、SUV・ピックアップトラック用タイヤブランド「ジオランダー」、そして「ウィンタータイヤ」の販売構成比率最大化を掲げ、「アドバン」および「ジオランダー」の新車装着拡大に取り組んでいる。

 

ジオランダーX―CV

ジオランダーX―CV

 

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