合成ゴム特集 宇部興産 タイヤ用途が堅調推移 高付加価値な製品拡大図る

2021年11月22日

ゴムタイムス社

 UBEエラストマーは、10月から宇部興産の合成ゴム事業を承継し設立した。そこでは、合成ゴム(BR)に関わる研究開発・製造・販売を含む合成ゴム事業を分離・独立して運営を行っていく。
 設立した狙いについて、宇部興産の合成ゴム事業は今年で、千葉工場における合成ゴムの製造開始から50周年を迎えるが、近年、外部環境の変化により需給の緩和などで採算が低迷している。こうした状況に対し、横尾尚昭社長は「UBEエラストマーでは、合成ゴムに携わる人間だけを集め、合成ゴム事業に専念できる環境が整っている。改めてBR需要事業を立て直すため、従業員一丸となって効率化を図り収益性を回復させていく」と、設立の狙いを述べた。
 上半期の需要動向を振り返ると、タイヤ用途を中心に出荷が堅調に推移したことに加え、ブタジエン市況の上昇などにより製品価格が上昇しており増収増益となった。
 堅調な需要について「19年並のレベルまで回復しており、計画以上の動きになっている。ただ、現在の需要が実需なのか、お客様の在庫調整によるものなかが懸念として挙げられる。今後、在庫をコントロールする必要性が出てくるだろう」(横尾社長)と捉えている。

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