旭化成の4~9月期 売上・利益面で上期最高に

2021年11月08日

ゴムタイムス社

  旭化成の2022年3月期第2四半期決算は、売上高は1兆1810億4900万円で前年同期比19・4%増、営業利益は1131億4400万円で同47・4%増、経常利益は1192億3300万円で同53・9%増、四半期純利益は912億9000万円で同95・1%増となった。売上高、利益面全てで上期過去最高を更新した。
 セグメント別では、マテリアル事業は5703億円で同30・1%増、営業利益は607億円で同191・2%増となった。自動車関連市場が回復したことによる販売数量増加に加え、需要回復等を背景として石化製品市況が急速に上昇したことなどから、大幅な増収・増益となった。
 ヘルスケア事業は売上高2059億円、同0・5%増、営業利益343億円、同3・1%減となった。クリティカルケア事業において、前年同期に需要が急増した人工呼吸器の販売数量が減少したものの、除細動器等の主力事業が好調に推移したことに加え、医薬・医療事業も堅調に推移したことなどから、売上高、営業利益ともに前年同
期並みを維持した。
 通期業績予想については、売上高2兆4530億円、同16・5%増、営業利益2131億円、同24・1%増、経常利益2220億円、同24・7%増、純利益1855億円、同132・5%増を見込んでおり、売上、営業利益、経常利益、純利益の全てで過去最高を更新する見通し。

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