70周年記念サイトを開設 エボニックのウルトラシル

2021年10月19日

ゴムタイムス社

 エボニックインダストリーズは10月15日、湿式シリカ「ウルトラシル」の開発から70周年を迎えるにあたり、記念ウェブサイトを開設した。
 ウルトラシルは、高性能タイヤの製造に使用され、タイヤ業界で高く評価されている。また、タイミングベルトやコンベヤーベルト、シールなどの高機能を必要とする工業用ゴム製品や、靴底や自転車のタイヤなどの日常生活用品の補強用充填剤としても使用されている。
 新たに開発されたウルトラシル4000GRは、世界初の高分散性を備えた低比表面積シリカ(LSAシリカ)で、独自の製品設計により、充填レベルを大幅に向上させることが可能となり、例えばウェット路面、ぬかるみ、雪道などにおいて、より優れた走行性能を発揮するスタッドレスタイヤを生産することができる。
 記念サイト(英語)では、湿式シリカの製造における決定的なブレイクスルーを経て、充填剤ブランドがどのように誕生したか、また、このブランドが今では多くのゴム製品に欠かすことのできないものとなったこと、現代のスポーツシューズを軌道に乗せたこと、高性能タイヤの開発にマイルストーンを打ち立てたことなどについて紹介している。また、将来ウルトラシルが、持続可能なモビリティにどのように重要な貢献をすることができるか、その展望を明らかにしている。
 ウルトラシルは現在、3つの大陸の10拠点で生産されており、世界各地でグローバルな生産プラットフォームを提供している。70年前にウルトラシルVN3が発明されたヴェッセリングは、現在では世界最大級の湿式シリカの生産拠点となっている。同社これまでの5年間で、世界の全地域でウルトラシルの生産能力を拡大してきた。

 同社は今後の目標の一つとして、タイヤの耐摩耗性を向上させることで、タイヤの寿命を延ばし、貴重な資源を守ることを目指している。さらに、同社では、自社製品のカーボンフットプリントをさらに削減するために、代替可能で持続可能な原材料とグリーンエネルギー源の組み合わせについて評価を行っている。

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