増収企業は5社 プラ機械6社の4~9月期

2021年12月08日

ゴムタイムス社

 プラスチック機械大手6社の22年3月期第2四半期連結決算が出揃った。(日精エー・エス・ビー機械は21年9月期決算)。前期に比べ新型コロナの影響が抑えられ、受注が堅調に推移したことから5社で増収となり、利益も4社が増益となっている。

 ◆日精樹脂工業
 売上高は208億2200万円で前年同期比9・3%増、営業利益は12億2300万円で同246・8%増となった。
 主力である射出成形機の需要が堅調だった。セグメント別では、日本は、医療関連および自動車関連からの需要が堅調で増収。欧米は、米国子会社の決算期変更に伴う影響があったものの自動車関連からの需要が堅調で微減にとどまった。アジアはIT関連等の需要が好調で、増収増益となった。

 ◆日精エー・エス・ビー機械
 売上高は358億9000万円で前期比131・7%増、営業利益は87億3500万円で同180・1%増となり、豊富な受注残高を順調に消化し、利益面についても大幅な増収が寄与したことで、いずれも過去最高となった。
 米州は消毒液や生活必需品等の容器需要の高まりを受け、北米を中心に堅調な引き合いが続き増収増益となった。欧州では各国でのコロナ禍への対応が地域により異なり、一部の地域では引き合いに不透明感があるものの、中小型機を中心に出荷を進めた結果、増収増益。南・西アジアは、一部新興国において変異株感染が拡大し、経済への影響を与えているものの、インドを中心に中小型機の引き合いが堅調に推移し、増収増益となった。東アジアも一部の地域では引き合いに不透明感があるものの、国内を中心に出荷を進め増収増益となった。

 ◆カワタ
 売上高が84億5000万円で前年同期比2・8%減、営業利益が2億8900万円で同3・3%減となった。
 地域別では、日本はコロナによる緊急事態宣言の発出が度々あったものの、日用雑貨や容器・物流関連は堅調に推移したが、自動車関連は前年度末の受注残高が少なかったことから減収。東アジアは、米中貿易摩擦は依然として改善されないものの、コロナ感染者数を抑制している中国では景気回復は堅調に推移しており、自動車関連を中心に受注増となった。東南アジアは、コロナ変異株の発生の影響に伴い景気回復に遅れが生じているが、一部地域では設備投資の持ち直しの動きが見られ増収。北中米は、メキシコでは半導体不足による自動車関連を中心とした製造業の減産等が続いたが、アメリカではコロナのワクチン接種や行動制限の緩和が進んだこと等により売上が増加した。

 ◆ユーシン精機
 売上高が97億2200万円で前年同期比20・4%増、営業利益は13億4900万円で同54・8%増となった。
 売上は特注機において大口案件の回復が遅く前年同四半期比では減少となった一方で、設備投資意欲の回復に伴い、日本やアジアでの取出ロボットの販売が増加したことに加えて、中国や北米において引き続き販売が好調に推移したことから増収となった。

 ◆住友重機械工業
  プラスチック加工機械事業が含まれるインダストリアルマシナリー部門の売上高は1069億円で同11・0%増、営業利益は前年同期並みの88億円となった。プラスチック加工機事業は、中国の電気電子関連の需要増加や欧米での需要増加により、受注、売上、営業利益ともに増加した。その他の事業では、半導体関連の需要が増加したことから受注は増加したものの、半導体関連の受注残が前年に比べ減少した。

 ◆日本製鋼所
 樹脂製造・加工機及び成形機が含まれる産業機械事業の売上高は、成形機が増加したことから748億6300万円で同2・4%増、営業利益は売上製品構成の変化により81億3500万円で同1・8%減となった。

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