特殊添加剤事業の研究所統合 エボニック、川崎で設備増強

2021年09月17日

ゴムタイムス社

 エボニックジャパンは9月16日、「川崎テクノロジーセンター」(旧・川崎研究所)の設備を増強し、特殊添加剤を扱うスペシャルティアディティブス部門の研究所を統合したと発表した。

 川崎テクノロジーセンターは、塗料向け添加剤、ポリウレタンフォーム向け添加剤、石油添加剤、架橋剤を扱う4つのビジネスラインの研究所で構成される。筑波テクノロジーセンターにあった石油添加剤の研究所が新たに加わった。この統合により、規模は約2倍となり、研究設備の拡張も行った。4つのビジネスラインは、コーティングアディティブス部、コンフォート&インシュレーション部、クロスリンカー部、オイルアディティブス部から構成される。

 アジア市場は、世界における化学業界の売上の約60%を占めており、今後も成長が見込まれる。同社はアジア市場の拡大に引き続き注力しており、イノベーションはそれを実現するための要となる。

 川崎テクノロジーセンターは、アジアにおける研究開発ネットワークの拠点として、上海(中国)、シンガポール、ムンバイ(インド)とともに機能する。同社の日本における4つのビジネスラインの技術力が集結し、グローバルネットワークの一部として機能することで、より多くの交流が促進され、アイデアが活発に生まれる機会が増える。同社は、自動車産業をはじめ、さまざまな業界向けの技術開発を行い、顧客のニーズを迅速に把握し、最適なソリューションを提案していく。

 日本におけるエボニックグループ代表のフロリアン・キルシュナー氏は、「エボニックは、お客様のニーズを実現するための製品や卓越した技術、専門的なスタッフを擁している。そして、自動車産業をはじめ、イノベーションが日本の強みであることは言うまでもない。川崎テクノロジーセンターが極めて優れた技術力を持つ日本のお客様のニーズに応え、持続的なビジネスの成長に貢献できると確信している」とコメントしている。

 

新設されたスプレーブース(コーティングアディティブス部)

新設されたスプレーブース(コーティングアディティブス部)

 

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