BASF、新コンテンツ公開 子供向けバーチャル実験教室

2021年08月19日

ゴムタイムス社

 BASFジャパンは8月18日、化学実験を体験できるオンラインプラットフォーム「バーチャル実験教室」にて、新しいコンテンツ「プラスチック分別のプロになろう!」を公開したと発表した。

 「バーチャル実験教室」は、同社が社会貢献活動の一環としてグローバルで実施している「子ども実験教室」の拡張版で、現在、日本語を含め10種類以上の言語で展開されている。

 新コンテンツ「プラスチック分別のプロになろう!」は、小学4年生以上を対象とした実験で、子どもたちがプラスチック廃棄物の削減の重要性を認識し、サーキュラー・エコノミー(循環型経済)への移行に伴う課題を理解することを目指している。実験では、種類の異なるプラスチックを水や密度の違いを利用して分別する方法を学ぶ。また、水面に浮くプラスチックが時間とともに海底に沈んでしまう仕組みや、プラスチック廃棄物を減らすためにできることについても考える内容になっている。

 同社の石田博基代表取締役社長は、「BASFは、次世代の子どもたちの科学教育に積極的に取り組んでおり、世界中で『子ども実験教室』を実施している。『バーチャル実験教室』は、場所や時間を限定せずに、より多くの子どもたちに化学の楽しさを体験してもらうためのツール。今回公開したプラスチック廃棄物をテーマとした実験が、子どもたちが日常生活の中で自分たちの行動を振り返り、問題意識を高めるきっかけになることを期待している」とコメントしている。

 なお同社は、自然環境、特に海洋におけるプラスチック廃棄物を削減、および除去するソリューションを前進させるため、さまざまなプロジェクトやイニシアティブに携わっている。例えば、プラスチック廃棄物問題の解決に向けた世界的なアライアンス「Alliance to End Plastic Waste」(AEPW)の設立や、プラスチックペレットの環境への漏出を防止するためのプラスチック業界の国際的な取り組み「Operation Clean Sweep」への参加、プラスチック廃棄物をガス化・油化して新製品を生み出す「ケミサイクリング」プロジェクトの推進などが挙げられる。

 

「バーチャル実験教室」イメージ①

「バーチャル実験教室」イメージ①

「バーチャル実験教室」イメージ②

「バーチャル実験教室」イメージ②

 

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