機能化学品の売上は22%増 大阪ソーダの4~6月期

2021年08月09日

ゴムタイムス社

 大阪ソーダの2022年第1四半期決算は、売上高が214億3500万円で前年同期比7・8%減、営業利益は30億5700万円で同57・0%増、経常利益は34億6500万円と同60・0%増、当期純利益は26億3400万円で同79・2%増となった。なお、収益認識会計基準等を適用したことによる売上高の減収影響が68億2700万円あり、実質的には増収。利益面は第1四半期では各段階利益は過去最高となった。
 基礎化学品の売上高は83億5600万円で同17・6%減。収益認識会計基準等を適用した影響もあり減収となった。
 機能化学品の売上高は112億7100万円で同22・3%増となった。合成ゴム関連では、エピクロルヒドリンゴムは世界的な自動車生産台数の回復により売上高は増加した。アクリルゴムは国内外で新規採用が進み、売上高は増加した。ダップ樹脂は、国内では巣ごもり需要で電子材料用途の販売が増加し、海外では中国向けの輸出が堅調に推移し、売上高は増加した。アリルエーテル類は、国内および中国で半導体向けのシランカップリング剤用途で拡販が進み、売上高は増加した。

関連キーワード: ·

技術セミナーのご案内

ゴムタイムス主催セミナー