減収も経費圧縮等で増益に オカモトの21年3月期

2021年05月17日

ゴムタイムス社

 オカモトの21年3月期連結決算は、売上高が863億6100万円で前期比4・6%減、営業利益は82億6900万円で同12・6%増、経常利益は97億9400万円で同14・5%増、当期純利益は56億9700万円で同63・3%増となった。利益面では前期は「令和元年東日本台風」による福島工場の被災の影響等があったが、今期は福島工場が復旧したこと及び在庫圧縮やコストダウンを継続したことで増益となった。
 セグメントのうち、産業用製品は、売上高が536億8900万円で同7・1%減、セグメント利益は34億6100万円で同32・6%増。一般用フイルムは、飛沫飛散防止用途が引き続き堅調で売上増となった。工業用フイルムは、海外向けが回復し売上増となった。建材用フイルムは、車輌加飾用の市況が回復してきたものの、売上減となった。自動車内装材は、自動車メーカーの生産調整からは回復したものの、売上減となった。フレキシブルコンテナは、石油化学メーカー向けの需要が減少し売上減となった。粘着テープは、梱包用及び工業用テープの販売が低調で売上減となった。工業用テープは、精密機械用の受注増があったものの、売上前年並みとなった。食品衛生用品は、外食産業・ホテル向けの小巻ラップは低調となったが、衛生用品の取扱いが堅調で、売上微増となった。食品用吸水・脱水シートであるピチット製品は、内食向けの食材用途は堅調に推移したが、外食産業向けが低調で、売上微減となった。
 生活用品は、売上高が324億4200万円で同0・1%減、セグメント利益は65億3100万円で同0・7%増。コンドームは、訪日外国人によるインバウンド需要の大幅縮小が影響し売上減となった。除湿剤は、前年は「令和元年東日本台風」の被災の影響により売上を落としたが、今期は完全に復旧し、売上増となった。手袋は、家庭用は巣ごもり需要と衛生意識の高まりにより堅調に推移し、医療用・産業用は感染対策需要により市場が急拡大し、売上大幅増となった。メディカル製品のうち滅菌器は、医療施設・学校施設の感染対策としての需要があり売上大幅増となった。ブーツ及び雨衣は、緊急事態宣言の発出による外出自粛の影響で売上減となった。
 22年3月期の業績予想については、売上高が880億円で前期比1・9%増、営業利益が78億円で同5・7%減、経常利益が86億円で同12・2%減、当期純利益が57億円で同0・1%増を見込んでいる。

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