四半期では過去最高益に 日本ゼオン決算説明会開催

2021年05月01日

ゴムタイムス社

 日本ゼオンは4月28日、オンラインで決算説明会を開催し、松浦一慶取締役執行役員が21年3月期連結決算の説明を行った。
 売上高は3019億6100万円で前期比6・2%減、営業利益は334億800万円で同28%増、経常利益は386億6800万円で同34・5%増、当期純利益は277億1600万円で同37・2%増の減収増益となった。営業利益は1月予想値の市場要因プラス102億円に対して、エラストマー素材で14億円、高機能材料で17億円上振れした。第4四半期だけをみると、売上高、営業利益、経常利益、純利益ともに過去最高になり、通期では純利益が過去最高となった。
 松浦取締役は「エラストマー素材事業は、合成ゴムの需要回復、化成品の需要も堅調、ラテックスは医療・衛生用手袋向けが引き続き堅調に推移したが、年度前半の落ち込みを挽回せずに至らず減収増益。高機能材料事業は光学フィルムでは大型向けの需要が底堅く、光学樹脂、電池材料などの需要も堅調に推移し、増収増益となった」と総括した。
 エラストマー素材事業は、売上高が1616億2600万円で同9・6%減、営

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