ゴム製品製造が職種追加 外国人技能実習制度に認定 

2021年04月23日

ゴムタイムス社

 日本ゴム工業会(池田育嗣会長)は4月22日、経団連会館で外国人技能実習制度のゴム製品製造職種追加に関する説明会を開催し、池田育嗣会長が今年3月16日付で厚生労働省から新たに省令追加となったゴム製品製造職種の4作業の概要や外国人技能実習生の実習期間、試験内容などについて説明を行った。
 冒頭、池田会長は外国人技能実習制度の目的について触れ、「我が国が先進国としての役割を果たしつつ、国際社会との調和ある発展を図るため、技能・技術または知識の開発途上国等への移転を図り、その開発途上国等の経済発展を担う『人づくり』に協力することが厚生労働省のHPに記載されている」と述べた上で、「企業のグローバル化が進む中、開発途上国等へのゴム技術移転を進め、その国の発展に貢献すべく、ゴム業界としても本制度を拡充することは非常に重要なテーマになる」と強調した。
 すでに類似産業のプラスチック業界では、外国人技能実習生を対象とした技能検定が制定され、外国人技能実習制度の業種認定もなされている。
 一方、ゴム業界ではこれまでこうした動きがなかった。その理由について、池田会長は「ゴム製品は多種多様

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