ゴム・樹脂ホース特集 十川産業 HC向けが巣ごもり需要で好調 多層管のホースなどの拡販に力

2021年04月26日

ゴムタイムス社

  樹脂ホースメーカーの十川産業(東京都府中市、横田郁雄社長)の前期(20年度)売上は対前年度比97・6%となった。コロナ影響で工場の投資が先送りになり、上半期の売上が同90%となったものの、「昨年10月以降の第3四半期は前年度並みに回復し、第4四半期は各月とも計画を上回ったことで、コロナ禍でも売上の落ち込みは当初想定よりも軽微に済んだ」(同社)と20年度を振り返った。また、訪問による営業活動が徐々に再開されるなど、ウェブツールを使った営業と組み合わせたハイブリッド営業が奏功していることも下半期売上が回復に転じた要因と捉えている。

 分野別では、メインの工業用ホースは同90%。工業用の汎用品は、自動車関係は前年を下回ったが、電子部品関係は順調、半導体関係も復調を見せた。

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