ゴム・樹脂手袋特集 ハナキゴム ハナローブKシリーズが伸長 海外ユーザーにもアピール図る  

2021年05月10日

ゴムタイムス社

 ハナキゴム(茨城県牛久市、花木秀晴社長)の前期(20年12月期)の売上全体は前期比4%減で着地した。前期を振り返ると、手袋ではグローブボックス用の「ハナローブKシリーズ」は製薬会社の研究開発部門などで伸長した。また、指サックでは一般消費者向けの「やわピタ指サック」が好調。やわぴたは、ドラックストアの「抗ウイルス・抗菌コーナー」の一角にマスクや消毒液などと一緒に並べられるケースが増え、「前年度のやわピタの出荷数量は前期比150%と大きく伸びた」(同社)。

 一方、手袋や指サックともに工業用は前年度を下回った。コロナ感染拡大に伴う緊急事態宣言の発出を受け、工場の稼働が一時停止となったことが響いた。
 今期(21年12月期)売上は予算並みで推移する。工場の稼働再開とともに工業用は手袋・指サックとも回復基調をたどっており、

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