ペットボトルラベル再利用 三菱ケミがプロジェクト開始

2021年04月01日

ゴムタイムス社

 三菱ケミカルは3月29日、サーキュラーエコノミー(循環型経済)推進に向けた取り組みの一環として、フジシールグループと共同で、ペットボトルの使用済みシュリンクラベルの再利用に向けた実証プロジェクトを開始すると発表した。

 シュリンクラベルは、ペットボトル容器自体に顔料などを付着させることなく必要な表示や遮光機能などを保持させることができるため、ペットボトルのリサイクル率向上に貢献している。一方で、ラベルそのものについてはリサイクルの仕組みが確立されておらず、資源循環の観点から対応が求められている。

 同社はこの社会課題を解決すべく、長年の顧客であり高いシュリンクラベル設計技術を有するフジシールと共に、使用後のシュリンクラベルを新たなシュリンクラベルに再利用する仕組みの共同実証プロジェクトを開始する。2021年春には実証プラントを設置して検証を進め、2022年の社会実装を目指す。

 同プロジェクトでは、ラベルが装着されたままのペットボトルから回収されるラベルを対象とする。フジシールのシュリンクラベル設計技術や同社のフィルム設計・製膜技術などを融合することで、使用後のシュリンクラベルから印刷インキを取り除き、新たなシュリンクラベルに再利用するとともに、脱離されたインキの有効活用についても実証検証を行う。

 同社は、三菱ケミカルホールディングスグループが掲げる中長期経営基本戦略「KAITEKI Vision30」のもと、サーキュラーエコノミーの推進をKAITEKI実現のキーエレメントと位置付けており、使用済み製品等のリサイクルはその重要な取り組みの一つと考えている。同社は今後も、取引先等との連携を積極的に進めながら、持続可能な社会の実現に貢献していくとしている。

 

実証プロジェクトを開始

実証プロジェクトを開始

 

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