ピレリのタイヤが標準装備 マクラーレン・アルトゥーラに 

2021年02月26日

ゴムタイムス社

 ピレリは2月17日、車と通信することのできるセンサーを備えた同社のタイヤが、初めて標準装着されたと発表した。

 同社のエンジニアはマクラーレン社のエンジニアと協業で、マクラーレン・アルトゥーラ用にフロント235・35ZR19、リア295・35R20のPゼロタイヤを開発した。このタイヤは非対称パターンを採用し、優れたブレーキ性能を提供、どのような走行状態にあっても車両の挙動をコントロールする。特にウェット状態で優れた性能を発揮する。Pゼロ・コルサは、一般道と特にレーストラックを走行するために開発されたタイヤで、モータースポーツで培われたコンパウンド技術が採用されている。ウィンタータイヤとしては、マクラーレン・アルトゥーラ専用に開発されたコンパウンドとトレッドパターンを採用したPゼロ・ウインターが、Pゼロサマータイヤに近い性能を発揮する。

 同社のサイバータイヤは、安全に走行するために、極めて重要なタイヤの温度や空気圧を常にモニターし、リアルタイムに情報を提供する。センサーは、ホイールではなくタイヤに直接付いているため、従来のバルブに付いたセンサーと比べて、より高い精度の情報を提供することが可能となる。センサーからのデータは、車両の制御システムに統合されている同社が開発したソフトウェアで処理され、それらの情報の一部は、車のダッシュボードにあるセンターディスプレイで見ることができる。その他にも、常時タイヤの走行状態を正確に車両の制御システムへ伝えることができるので、ドライバーへの警報システムとして使用できる。

 サイバータイヤテクノロジーは、いわゆるタイヤの「パスポート」として、車やドライバーに多くの情報を提供する。具体的には、ウィンターやサマーといったタイヤの種類、タイヤに表示された空気圧、ロードインデックス、スピードレーティング、さらには実際に走行中のタイヤの温度や空気圧の情報を車やドライバーに知らせる。

 同社は今後の取り組みとして、タイヤが他の車や周りのインフラとコネクテッドされることを目指すとしている。

サイバータイヤシステム

サイバータイヤシステム

 

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