化学事業は営業益49%減 ダイキン工業の4~12月期

2021年02月10日

ゴムタイムス社

 ダイキン工業の21年3月期第3四半期連結決算は、売上高が1兆8417億3100万円で前年同期比5・6%減、営業利益が1945億600万円で同11・2%減、経常利益が1958億1000万円で同12・6%減、四半期純利益が1287億4000万円で同13・0%減となった。

 セグメントのうち、化学事業は、売上高が1166億4800万円で同12・0%減、営業利益が90億3400万円で同48・9%減。フッ素化学製品全体の販売は、半導体・自動車分野を含め広範囲での新型コロナウイルス感染拡大の影響による需要減少や、欧州ガス市場の需要の落ち込みなどにより、全般的に厳しい状況となった。フッ素樹脂は、世界的な半導体及び自動車関連の需要が回復基調にあるものの、上期での落ち込みの影響が大きかったことに加え、米国での建築・航空機需要の落ち込みもあり、売上高は前年同期を下回った。フッ素ゴムは、自動車関連分野の需要は回復してきているものの、国内・欧州・アジアでの需要の落ち込み影響が大きく、売上高は前年同期を下回った。

 空調・冷凍機事業は、売上高が1兆6910億6800万円で同4・8%減、営業利益は1837億2500万円で同7・1%減だった。

 連結業績予想は前回発表から上方修正しており、売上高は2兆4600億円で前期比3・5%減、営業利益は2320億円で同12・6%減、経常利益は2320億円で同13・8%減、当期純利益は1500億円で同12・1%減を見込んでいる。

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