減収減益も通期は上方修正 ニッタの4~12月期

2021年02月09日

ゴムタイムス社

 ニッタの2021年3月期第3四半期決算は、売上高は570億300万円で前年同期比9・7%減となった。物流業界向けや半導体業界向けの需要は引き続き堅調に推移し、自動車業界向け等の需要も回復傾向にあったが、工作機械業界向け等の需要は依然として低調だった。 損益面においては、出張や各種活動の自粛などによる経費削減に努めたが、売上の減少に伴い営業利益は20億8000万円で同24・9%減となった。経常利益については、自動車業界向けの需要悪化や持分法適用会社であるゲイツコリアCO.,LTDの解散に伴い持分法による投資利益が減少したことにより、 43億6400万円で同25・3%減、親会社株主に帰属する四半期純利益は34億600万円で同29・4%減となった。

 通期の連結業績予想は前回発表から上方修正があり、売上高が760億円で前期比9・4%減、営業利益が25億円で同29・1%減、経常利益が50億円で同33・7%減、親会社株主に帰属する純利益が40億円で同34・9%減を見込んでいる。

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