11月18~20日にわたり開催された「IPF Japan 2020 Virtual」。
プラスチック・ゴム関連企業のブースでは、リサイクルや環境に配慮した技術や製品が多く見受けられた。前回に続き、プラスチック・ゴム関連企業をする紹介する。
■日精樹脂工業
サステナブル社会実現に向けた環境対応技術「PLA(ポリ乳酸)成形技術」を披露した。
新技術は19年にドイツで開催された「K 2019」でも紹介し高い評価を獲得している。特徴は、超臨界状態のCO2を溶融状態のPLAに混入し射出することで流動性を確保し、射出成形では世界最薄レベルの0・65mmの薄肉容器成形を実現したことだ。
![](https://www.gomutimes.co.jp/wp-content/uploads/2020/11/79def6f39265f824f41202018b237c0b-608x275.jpg)
日精樹脂工業のブース
■松井製作所
金型メンテナンス支援システムや質量式配合装置「JCGB」をなど紹介した。
金型メンテナンス支援システムは、パソコンやスマートフォンから稼働状況をいつでもどこでも確認できるシステム。可視化されたインターフェースで異常を検知しやすいことが特徴だ。また、JCGBは正確な材料供給ができることで材料の無駄遣いをカットするほか、シンプルな構造なので初期導入コストも削減できる。
![](https://www.gomutimes.co.jp/wp-content/uploads/2020/11/861cd46a877d45c49cee099607d8e0c7-608x278.jpg)
松井製作所のブース
■ホーライ
「もったいない」をテーマに、粉砕機や破砕機などの特徴について解説した。
粉砕機では、ランナ・成形不良品用粉砕機「XIー2040」を紹介。ホッパーや本体形状を見直すことで省スペースながら大型ランナの処理を可能であることを実現した。また、カッタ径の大きい回転剪断式のため、成形不良品の粉砕も可能となる。
![](https://www.gomutimes.co.jp/wp-content/uploads/2020/11/36fb6b1cb5a5a989e50fd57d36478f8b-608x311.jpg)
ホーライのブース
■三葉製作所
工業用品の押出機で国のシェアが高い同社は高吐出タイプ樹脂押出機や超臨界炭酸ガス発泡押出機等を出品。