減収減益も医療は好調 朝日ラバーの4~9月期

2020年11月17日

ゴムタイムス社

 朝日ラバーの2021年3月期第2四半期連結決算は、売上高が28億4900万円で前年同期比23・0%減、営業利益はマイナス1億2600万円、経常利益はマイナス7500万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は5400万円で同35・4%減となった。

 セグメント別に見ると、工業用ゴム事業の売上高は22億2900万円で同28・2%減、セグメント損失は5800万円(前年同期はセグメント利益2億1900万円)となった。同事業では、自動車向け製品全般、卓球ラケット用ラバー、RFIDタグ用ゴム製品などの売上高が、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を大きく受けて減少した。

 医療・衛生用ゴム事業の売上高は6億1900万円で同3・5%増、セグメント利益は8900万円で同8・8%増となった。同事業では、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を殆ど受けること無く、プレフィルドシリンジガスケット製品、採血用・薬液混注用ゴム製品ともに受注は堅調に推移した。さらに受注力を向上させるため、医療生産エリア拡充に向けた活動も引き続き進めるとしている。

 通期の連結業績予想は、売上高が63億1200万円で前期比15・7%減、営業利益がマイナス4100万円、経常利益が2700万円で同92・2%減、当期純利益が1億1800万円で同6・9%減を見込んでいる。

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