精密成形品は増収減益 信越ポリマーの4~9月期

2020年10月30日

ゴムタイムス社

 信越ポリマーの2021年3月期第2四半期決算は、売上高は357億9100万円で前年同期比11・2%減、営業利益は27億500万円で同31・1%減、経常利益は29億2700万円で同27・4%減、四半期純利益は21億5100万円で同29・9%減となった。

 電子デバイス事業の売上高は79億2400万円で同21・7%減、営業損失は3200万円(前年同期は7億9200万円の利益)となった。新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響による自動車業界の需要低迷等により、自動車関連入力デバイスを中心に出荷が低調に推移し、全体として売上げは前年を下回った。入力デバイスは、薄型ノートパソコン用タッチパッドの出荷が好調に推移したが、主力の自動車向けキースイッチの出荷が振るわず、売上げは大幅に落ち込んだ。
 ディスプレイ関連デバイスは、液晶接続用コネクターが引き続き低調に推移し、光学用途向け視野角制御フィルム(VCF)の出荷も横ばいで、全体として売上げは落ち込んだ。コンポーネント関連製品は、電子部品検査用コネクターの出荷が順調に推移したが、売上げは前年並みとなった。

 精密成形品事業の売上高は166億7300万円で同1・9%増、営業利益は25億5400万円で同1・9%減。半導体関連容器やキャリアテープ関連製品の堅調な出荷が続いたが、全体として売上げは前年並みとなった。半導体関連容器は、半導体業界の底堅い需要を背景に300mmウエハー用出荷容器の出荷が堅調に推移し、売上げを伸ばした。OA機器用部品は、主力のレーザープリンター用現像ローラの消耗品需要が伸びず、売上げは低調だった。キャリアテープ関連製品は、スマートフォン用の電子部品需要が好調を維持し、売上げは底堅く推移した。
 シリコーンゴム成形品は、主力のメディカル関連製品が堅調に推移したものの、全体として売上げは横ばいとなった。

 通期業績予想については、合理的な算定が困難であるため未定としていたが、最近の事業環境及び業績動向等を踏まえ公表した。売上高は740億円で前期比7・8%減、営業利益は58億円で同25・2%減、経常利益は60億円で同25・9%減、当期純利益は44億円で同30・0%減を見込んでいる。

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