CNTの生分解性を研究 日本ゼオンが共同で開始

2020年09月27日

ゴムタイムス社

*この記事はゴム・プラスチックの技術専門季刊誌「ポリマーTECH1号」に掲載されました。
*記事で使用している図・表はPDFで確認できます。

 日本ゼオンは2月4日、スーパーグロース法で製造したカーボンナノチューブ(SGCNT、商品名:ゼオナノSG101)の環境中の微生物による生分解性の研究開発を開始すると発表した。
 同研究は名古屋大学大学院工学研究科・生命分子工学専攻・生命システム工学講座、堀教授の成果を事業化するために設立されたフレンドマイクローブと共同で行われる。
 同社は2017年度、国立研究開発法人産業技術総合研究所のナノチューブ実用化研究センターとの共同研究において、肺マクロファージや肝臓クッパー細胞等の免疫細胞がSGCNTを貪食し、酸化酵素の酸化作用により生分解性を示すことを確認した。SGCNTの免疫細胞による生分解性の決め手となった近赤外光吸収特性を利用した細胞内CNTの定量手法は、現在ナノテクノロジーの国際標準化機構(ISO)のナノテクノロジーに関する技術委員会において標準化が進められている。
 一方、CNTの産業化に際しては

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