クロロプレンゴム(CR)|合成ゴム

2020年08月25日

ゴムタイムス社

【開発経緯概略】
クロロプレンを乳化重合して製造される。トランス結合が80~90%の結晶性ポリマーである。メルカプタン、硫黄、金属酸化物により加硫される。古くから広く工業用に使用される。
【性質、加工、その特徴】
① SBRなどに比べて比重が大きく、約1.25である。
② 硫黄変性タイプは、やや貯蔵安定性が劣り、貯蔵日数とともにムーニー粘度が変化する。
③ 天然ゴムなどと比べて、画期的に優れた諸特性(耐油性、耐熱老化性、耐オゾン性、耐薬品性、難燃性)を持っているが、数多くの合成ゴムが使用されている現在では、どの物性もトップレベルにあるとは言えない。
④ 諸特性のバランスが非常に良好なゴムである。
⑤ 金属との密着性が非常に優れているのも特徴の一つである。

【新製品への応用と主な用途】

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